いたいの いたいの とんでけー
今年、まもなく3歳になろうというあかりちゃん。
お兄ちゃんと一緒におばあちゃんちに遊びに来ていました。
あかりちゃんはテレビのスイッチを入れたり切ったりして夢中になって遊んでいました。
そんな、あかりちゃんのそばでおじいちゃんは横になって目をつむっていました。
それまでほかのことをして遊んでいたお兄ちゃんが、脚立を持ち出して
そのはしごを登ったり降りたりして遊び始めました。
それをめざとく見つけたあかりちゃん、急にスイッチいじりの遊びをやめて
お兄ちゃんと同じ遊びに加わろうと走り出しました。
その時、そばに寝ていたおじいちゃんの頭を思いっきり足で蹴飛ばしてしまいました。
あかりちゃんは、おじいちゃんにぶつかったことに気がつくと同時に、
おじいちゃんが頭をおさえて痛そうにしているのにも気がつきました。
そんなおじいちゃんのそばに行ったあかりちゃん、おじいちゃんに向かって
”いたい? いたいのいたいのとんでけー”。
おじいちゃんは痛いのも忘れて、このあかりちゃんの言葉に思わず苦笑してしまいました。
でも、その後、腫れ上がった頭を氷で冷やしたり、物を噛むたびに頭がずきんずきんと
痛むのを我慢するのが大変でした。 (了)
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